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第9回『坂道の途中』 2008/11/28放送 |
卒業式。藤林姉妹は杏は保母を目指し、椋は看護士を目指して進学し、春原は地元で就職、ことみはアメリカへ留学とそれぞれの道へ進んでいきます。 一方、朋也は結局就職も進学もせずに古河家に居候したままニート生活へ(^^;)。 智代が卒業式の際に朋也に対して「渚の面倒をみる」と宣言してくれたのは、実に嬉しい改変ですね。 ということは、渚の3度目の高校3年生時代はさらっと流して、早めに本編に入っていくという方向なんでしょうね。 |
第10回『始まりの季節』 2008/12/05放送 |
朋也自立するの回。いよいよ本当の『人生』が始まる訳ですね。 卒業しながらも就職もしないダメダメ人間の朋也は、古河家の好意もあって古河ベーカリーで働くことになります。いやぁ、アッキーが真面目に働いている場面って初めて見たなぁ(^^;) モラトリアムな生活といえばカッコがつくけれど、実質上はプーな生活を続けていた朋也ですが、芳野さんと藤林姉妹との再会によって新たな旅立ちを迎えることになります。 印象深いといえば、Bパートの始め、キャッチボールをしながら朋也と秋生の間でかわされた「いつか渚を連れてっていいか?」....「それは渚自身が決める事だ」という会話の間がなんとも印象的でした。そ〜いや、朋也は早苗さんに対しては敬語を使うのに、アッキーに対してはタメグチなんですよね。近い将来に義理の息子と義理の父の関係となる二人ですが、この二人の間からは年齢を超えた男同士の絆を感じる事ができます。まぁある意味似た者同士なんですけれどね(^^;)。 いよいよ新居に引っ越した朋也。確かに古いアパートだけれど、ちゃんと風呂もあるし、ベランダもあるし、なかなかのもんじゃないですか。 それにしても、引っ越しが終わり、秋生が(気を利かせて)帰った後の朋也と渚の疑似新婚さんぶりにはニヤニヤが止まりませんでした。 翌日から芳野さんの勤める会社で電気工として働き始める朋也。 ところで、冒頭で朋也が着ていた『牛乳』Tシャツは誰の趣味なんでしょう(^^;)? |
第11回『約束の創立者祭』 2008/12/12放送 |
藤林姉妹と渚と風子がメイド服を着ていた、春原が河南子をナンパしていた、そして公子さんが朋也と渚に誘われてやってきたのに風子の姿を見る事ができなかった、あの『創立者祭』からもう1年経つんですね。 あのとき朋也達の後押しによって公子さんが結婚を決意したその相手である芳野さんの勤める会社で朋也が働く事になったのだから、人間の縁というものは不思議なものです。 芳野さんに鍛えられながらなんとか仕事を覚えてきた朋也ですが、古河家に居候していた高校時代とは違い、渚と会えるのは朝食と夕食のほんのわずかな時間だけ。しかも仕事疲れでうとうとしたりしているものだから、ろくに会話をすることもできない状態。それなのに、常に朋也のことを気遣う渚はほんとに良く出来たヨメです。 その渚はといえば、体育で二人組でストレッチをするときもひとりぼっちという場面からもうかがえるように、未だにクラスの中では浮いた存在のようです。智代やゆきねぇやコーラス部の女の子達が同学年にいるからいつもひとりぼっちというわけではないだろうけれど、やっぱり同学年とはいえクラスが違うとなかなか接する機会ってありませんからね。 久しぶりにデートでもしないかと朋也が申し出ると、「その日は模試があるから」とすまなそうに答える渚。進学はしないのだから受ける必要は無いというのに、本当に真面目な娘です。 そして、『約束の創立者祭』の当日、朋也は自分が昨夜やった仕事のミスを知らされ、代わりに現場に向かった芳野さんの元へ駆けつけます。朋也が今日渚と創立者祭に行く約束を知っている芳野さんは、朋也に創立者祭に行くよう告げますが、朋也は自ら責任を取って働く方を選びます。朋也も大人になりましたが,黙って後輩のミスをフォローする芳野さんの大人っぷり最高です。これぞ,本当にあるべき上司の姿ですね。もっとも,あの熱い芳野語録には同僚達も「やれやれ」って感じの様子ですが(^^;)。 しかし、ヒロイン勢揃いで目を楽しませ、常に春原が笑いを提供してくれた学園編と比べると登場人物が減り(特に若い娘が(^^;)、内容的にも地味な展開が続くだけに、原作ゲームを知らない人にとって前回からの『(本当の)アフター編』は退屈なものになっているのではないかと、少しばかり心配してしまいます。 |
第12回『突然の出来事』 2008/12/19放送 |
朋也の高校卒業以来、どちらかといえば地味な展開が続いていた『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』ですが、ここにきて大きな転機を迎えました。 芳野さんから少しは認めてもらえるくらいに仕事にも慣れ、渚との愛情も地道ながらも着実に育みつつある(つ〜か、この二人まだキスもしてないんじゃないだろうか?)朋也の元に、元請けの会社で正社員として働かないかという話が舞い込んできます。 渚の後押しもあってか(ここのいきさつは語られてないんですよね)、渚とともに拘置所に面会に行く朋也。しかし、朋也がいくら感情的になじっても、何も言わずただ笑顔を浮かべるだけの父、直幸。実はあの笑顔の裏には色々な想いが隠されているのだけれど、今の朋也にそれがわかるはずもなく、「あなた最低です」(とは言ってないけれど(^^;)激高し、面会室を飛び出してしまいます。 渚に必死で止められて、放心したように崩れ落ちた朋也の口から出て来た言葉は そして、今回のもうひとつの軸となるのが、芳野さんの過去話です。 いやぁ、まさに『クラナドは人生』な展開になってきましたね。 |
第13回『卒業』 2009/01/09放送 |
実に2週間ぶりの『クラナド・アフター』です。いや〜,長かった(^^;) 『卒業』とは別れであるとともに新しい旅立ちでもある、今回はまさにそのタイトル通りの回でした。 (結婚の)話をしたいという朋也に、自分からヒットを打てたら話をきいてやると言うアッキー。当然ながらアッキーは朋也が渚との結婚の話を持ち出す事はわかっていたはずです。アッキー自身朋也のことは気に入ってるし、渚が朋也のことを真剣に好いていることも知っているはずです。 しかし、冬になり体調を崩してしまった渚はまた寝込んでしまい、出席日数は足りていたので卒業することはできたものの、卒業式には出る事ができませんでした。 そして、渚の高校卒業後,籍を入れた朋也と渚。 ところで、今回一番楽しませていただいたのは、朋也とアッキーの野球勝負でもなく、感激の渚の卒業式(某東鳩のマルチ・シナリオを思い出してしまったのは内緒です(^^;)でもなく、実は渚の初めてのお酒のイベントなんですね。 さて、次回からいよいよ朋也と渚の嬉し恥ずかし新婚生活が始まるわけですが、原作を知らない人にとってはかなり衝撃的な展開が待ち受けていますので、くれぐれもご覚悟のほどを。 |
第14回『新しい家族』 2009/01/16放送 |
渚と一緒に通っていた通学路にあった雑木林が無くなり、そこにファミレスが出来ていたのを見て呆然としたり、渚とともに過ごした演劇部の教室があった旧校舎が建替えのために取り壊されるという話を聞いて激しいショックを受ける朋也の姿を見て、原作ゲームをやっていない人の中には何故朋也がここまで『変化』に対して過剰とも思える反応を示すのか不思議に思う人もいるかもしれませんが、この朋也の『変化』に対する恐れというのはイコール『渚との関係が変わってしまうこと』に対する恐れであり、それが後に朋也という人間を変えてしまう原因にもなってしまうのです。 ということはさておいて、今回もまた色々な意味で楽しませていただいた回でした。 何といっても最高だったのは、妊娠がわかったときの 話は前後しますが、結婚してしばらくして渚も自身の希望から働くようになるのですが、その場所というのが先に書いたファミレスなのです。 ところで、結婚して二人暮らしを始めたときの |
第15回『夏の名残に』 2009/01/23放送 |
めでたくご懐妊の渚。 しかし、元々が身体の弱い渚です。予想していた事とはいえ、出産には危険が伴うことを改めて早苗さんから聞かされて動揺する朋也。 子どもを生む事に対するリスクを知らされても「わたし、赤ちゃんに逢いたいです」と決心が揺るぐ事の無い渚は本当に強い子...いやもう女の人ですね。 そういえば、金曜日にケーブルTVの『日本映画チャンネル』で山口百恵と三浦友和主演の映画『風立ちぬ』(堀辰雄原作)の最後の方だけをたまたま見たのですが(うちのカミさんが最近『山口百恵&三浦友和シリーズ』にハマってるんですよ(^^;)、そこで、これから出征しようとする三浦友和演じる達郎と結核の末期の状態にある山口百恵演じる節子の間で「(自分も戦場から生きて帰って来るから君も生きて待っているよう)約束しよう」「約束します」という台詞がかわされており、これは何というシンクロ...と思ってしまいましたが、節子は達郎が出征するその日に死んでしまうんですよね。 そういえば、原作の小説『風立ちぬ』は『ヴァレリの詩「海辺の墓地」中の一句「風立ちぬ、いざ生きめやも」から表題をとった中篇小説』だそうですが、この言葉もまた今後の『CLANNAD
AFTER』の展開を暗示しているかのようです。 |
第16回『白い闇』 2009/01/30放送 |
原作をやっているから当然こういう展開になるのはわかっていたけれど、それでも実際に映像としてその場面を目の当たりにさせられてしまうと、辛いものがあります。 Bパートはほとんんどが渚の出産シーンにあてられていましたが、その壮絶さときたら......うちのカミさんも出産のときには死ぬかと思ったと言っていましたが、出産というものは男には永遠にわからないものなのかもしれません。 それにしても、出産から渚がこの世を去るまでの描写には圧倒されました。 また、朋也の中で走馬灯のように流れる渚との思い出が、現在から過去へと遡っていき、最終的に坂の下で初めて渚と会った場面となるのですが、現実と異なるのは朋也が渚に声をかけず、渚が一人で背を向けて去って行ってしまうというところです。ここで「出会わなければ良かった」と悲痛な声をあげる朋也の弱さを誰が責めることができるでしょう? ところでAパートでは、正月に藤林姉妹とことみ、そして黒髪(お前誰?)春原が岡崎家を訪れるという嬉しいアニメ・オジナル・シーンがあるのですが、ここでことみが語った『もうひとつの世界』の話は、実は『CLANNAD』という物語の根幹となる話でもあるんですよね。 しかし,今回のAパートの冒頭で映されていた『岡崎 朋也 渚 汐』と三人の名前が並べられていた郵便受けに貼られていた紙が、次回予告では無惨にも破かれているのを見ただけでも、これからしばらく続くであろう鬱展開が、かなり心に痛いものになることは覚悟しなければなりませんね。 |
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