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「風,また少し暖かくなったね」 ゆるやかに吹く風を受け,髪を押さえながら,あかりが言った。 高台にある高校へと続く道。 オレたちは,まばゆい木漏れ日の下を通り抜ける。 陰から出た途端,まぶしい陽差しが体を貫く。 オレは目を細め,空を見上げた。 どこまでも広がる,限りなく澄んだクリアブルーの空。 両手を伸ばせば,その青に溶け込みそうな...そんな気がした。 この春,オレはいったい,どんな出逢いをするんだろう...? |
前書き |
もしも,1997年にLeafからVisual Novel seriesの第3弾として発売されたこのゲームに出会わなかったら,私はヲタクの道に踏み出すこともなかったし,当然ながらHPを作っちゃうなんてこともなかったでしょうね。 私の人生を変えてしまったゲーム....というと大袈裟ですが,少なくともこのゲームと出会っていなかったら今とは違った人生を送っていたことだけは間違いないでしょう。 ある意味,これは十字路(クロスロード)で悪魔に出会っちゃったようなもんです(謎(^^;)。 |
出逢い(こうして私は墜ちていった) |
実のところ,私は『To Heart』をリアルタイムでやったわけではありません。実際にこのゲームと出会ったのは1999年の初頭であり,しかもそれは借り物でした。それも私が借りたのではなく,カミさんが知人から半ば押しつけられるようにして借りたものを,ちょっと暇があった私が代わりにやったというのが真相です。 最初はまぁ暇つぶし程度に考えていたのですが,オープニングであかりに「ちゃん」づけで起こされ,そして何気ない(それでいて懐かしいような)日常生活を体験するうちに,いつの間にか『To Heart』の世界にどっぷりと浸っている私がいました。 そして最初にクリアーしてしまったのが,よりにもよってマルチだったのです....このエンディングには泣きました。ええ,泣きましたとも!号泣こそしなかったものの,涙が一筋二筋流れたことは間違いのない事実なのです。 たかが18禁ゲームでこんなに感動できるなんて!まさに目から鱗とはこのことでした。 この『To Heart』をきっかけに,名作と言われたゲーム(たとえば『同級生2』『下級生』『同窓会』)を続けざまにやり,こうして私は恋愛(美少女)ゲームの世界に深く入り込んでいったわけです。 |
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制作中 |
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To Heart PSE日記 08/10 |
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Remember my memories日記 01/03 NEW |
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アンソロ本を中心としたコミックについてのページです。 |
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制作中(といっても自分で作るわけではないのですが(^^;) |
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