|
![]() |
|
『とらいあんぐるハート』は1998年にJANIS/ivoryから発売されたゲーム(18禁)です。 『ゲーム記』をご覧になればおわかりのように,『とらいあんぐるハート3』『とらいあんぐるハート2』の方を先にやってしままったために,初代であるこの『とらいあんぐるハート』が最後になってしまったんですよね。 これは『とらハ・ワールド』とでも呼ぶべきハートウォーミングな世界を作り上げた『とらいあんぐるハート』の原点となる作品であり,そして,これはそのリアルタイムなゲーム記です。 当然ながらネタばれ有りですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;) |
10月19日 |
我が家の新恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストールする。最大インストールで約350MBというのは,最近のゲームと比べるとコンパクトに感じますよね。インストールは何の問題もなく終了。 では,さっそくゲーム・スタート.....おおおお,これがあの聴く者すべての腰を砕くという伝説のオープニング・ソングですぁ....うへぇ....こいつはぁ強力ですね。物凄い破壊力です。ある意味クセになりそうで怖いですね(^^;)。 そして,ゲームの始まり。 翌日,階段から落ちたところを千堂瞳に助けられる。う〜む,これはいわゆる逆マルチ状態ですね(^^;)。彼女も「とらハ2」に出ていますが,確か耕介にある種のトラウマを与えた(また逆に与えられた)娘だったと思います。 その後二人はちょっとした感情の行き違いから一時疎遠になるのですが,最後はちゃんとラヴラヴでエンディングを迎えます。いや,別に手を抜いて書いたわけではなく,本当にこれだけで説明できちゃうようなストーリーなんですよね。特に何か劇的なシチュエーションがあるわけでもなく,薄味といえばこれほど薄味なストーリーも珍しいかもしれません。結局最後まで何故瞳ちゃんが男性を苦手とするようになったのかという理由すらあきらかになりませんでしたしね(^^;)。 ところで,ヒロイン達がどこにいるかがわかるようになっているシステムは,すでに「1」の時からあるんですね。しかし,マウスのみでキーボードが使えないのはちょっと不便ですね。やっぱりマウスのクリックよりもリターン・ボタンの方が楽ですし.... |
10月20日 |
続いては『忍者の国家検定3級免許保持者』である御剣いづみちゃんでいきましょう。 忍者の国家検定のために毎日校庭で練習を続けるいづみちゃんと,それを暖かく見守る真一郎君。このあたりのほのぼの感がいかにも『とらハ』ですね。それにしても,いづみちゃんの『きつねうどん』への拘りは尋常ではありません。しかし,何故「きざみあげ」だと邪道なんでしょうかね?(^^;)。 そして,緊張のあまり大事な忍者の国家検定に失格してしまったいづみちゃんは忍者を止めることを決意し,真一郎と結ばれます。すると,まるで人格が変わったように大人しくなり,なんと真一郎のことを『真一郎様』と様付けで呼ぶようになってしまいます。当然周りの人間は訝しく思いますが,いづみちゃんは『これが本来の私です』とまったく意に介しません。う〜む,お淑やかないづみちゃんも悪くはないのですが,やっぱり『相川!』と真一郎君を呼び捨てにするような男らしい(^^;)いづみちゃんの方が良いですよね。 1月のある日,真一郎といづみちゃんが学校を休んだ菟弓華のお見舞いに行くと,そこでプロの殺人者である本来の菟弓華と出会ってしまいます。 正直言って,この御剣いづみ・シナリオもかなり薄味で,ストーリーとしてはさほど楽しめるものではありませんでした....が,だからといってつまらなかったわけではなく,『とらハ』として楽しむことができたのだから,これはこれで良しといたしましょう。 |
10月21日 |
今日は『とらハ1』人気投票1位らしい綺堂さくらにチャレンジです。 唯子にもらった映画のチケットを使ってのデートのイベント。さくらちゃんを駅まで送ったとき3人娘に見られてしまい,思いっきり冷やかされてしまいました。いやもうこのあたりのやりとりが実に『とらハ』です。それにしても,電話で『先輩大好き』だなんて,私も一度でよいから言われてみたかったもんです(^^;)。 正月明けにはさくらちゃんが真一郎君の家にお泊まり。 ちょっとした心のすれ違いで互いに傷つき合う二人。真一郎君のイライラ感もなんだか良くわかる気がします。 そして初回はなダークなバッド・エンド。氷村ってば,やることが某毒電波使いの生徒会長さんみたいだぞ(^^;) 途中のセーブ・ポイントからやり直して,なんとかハッピー・エンドに行くことができましたが,体育館で唯子が語った胸の内はなんだかとても切ないですね。もっともその直ぐ後で氷村にきついお返しをするのですが....(^^;)。冷静に怒る瞳さんも相当に怖いですけれどね(^^;)。 同じ時の流れを過ごすことのできない二人の少し哀しくそれでいてしみじみとしたエピローグがまた良い味を出しています。 元祖『とらハ』のシナリオの中では,現時点ではこのさくらシナリオが一番良いですね。 |
|
|