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【ケース裏解説文より】 |
あの至高の名作『To
Heart』の続編としてAquaplusの全力を注いで作られた(はずである(^^;)PS2用恋愛ゲームです。度重なる延期の末,年も迫った12月28日になってようやく発売されました。本当は初回限定版が欲しかったんですが....まぁこれは言っても仕方のないことです(:_;)。 以下ネタバレの連続ですんで,お気をつけください。 |
12月29日 |
へぇ〜,これって,全年齢版じゃなくて,一応15歳以上対象になっているんですね。 元祖と違ってひとりで目を覚ます主人公,貴明(デフォルトの名前です)....決して孝之じゃありませんから(^^;)。両親は外国に長期出張に行っているという設定は元祖と同じというか某鍵のゲームと同じというか.... 遅刻しそうになって走るのもいわゆるひとつのお約束ですね。ただ主人公の方が先に息が上がるのは逆だけれど.... 3/1 クラス委員長の小牧愛佳は元祖の委員長とはずいぶんタイプが違います。つーか,まるっきり逆?もっとも,本来は副委員長なんだけれどね。 先にも書いたとおり,BGMは基本的に元祖のものを使用しているんですが,残念ながら音があまり良くないんですよね。これはちょっと残念です。でも,BGMのおかげで『東鳩』だなぁ...って感じが自然にするのもまた事実なんですよね。 3/2 3/3 3/4 3/5 3/6 3/7 3/8 3/11 3/12 3/13 3/14 3/17 3/18 3/19 さて,とりあえず,こんなところで今日は終了です。 |
1月6日 |
年末年始に実家に帰ったり,正月2日から仕事があったりで,なかなか続きをやることができませんでした。でも,『DQ8』をやっている愚息とPS2の取り合いしてるってのが一番の原因なんですけれどね(^^;)。 さて,最初は自転車少女由真狙いでいくつもりだったんですが(まさかこの娘は本当は母親だったってことはないでしょうね....って,こりゃ別のゲームですが(^^;),3月20日にタマ姉こと高坂環嬢と出会うと同時にタマ姉狙いにシフトチェンジしちゃいました。 それでいながら実に固いというか,礼儀作法や身なりについては厳しい面を持っていて,未だに「ゲーセンは不良の入るところ」と思っていたりします。 小学校から高校2年まで全寮制のお嬢様学校九条院に通っていたタマ姉が,どうして高校3年になって貴明達の高校へ転校してきたのか....その理由は....結局わかりませんでした。 というのも,残念ながら第1回目は本家の『雅史エンド』にあたる『雄二エンド』だったんです。もっとも,今回「俺たち,友だちだよな」の台詞は雄二じゃなくて貴明が言うんですけどね。 今までやってみた時点での感想ですが,登校時の何気ない会話や就寝前のちょっとしたイベント等本家『To Heart』色をきちんと残しているあたりは評価できると思います。これのおかげで(それとBGMで)キャラクターは違えども,何となく『To
Heart』の世界にいるんだなぁ....という気持ちになれるんですよね。 あと,気になるのが『未読スキップ』が無いということです。『次の選択肢まで進む』というのはあるんですが,これだと直に飛ぶのではなく,ただ文面が早く流れるだけであまり時間短縮にはならないんです。初回ならいいんですが,この後何回も同じ所を経過すると思うと,ちょっとうんざりしちゃいますね。 |
1月9日 |
タマ姉こと『向坂環シナリオ』終了。 いや〜,ほんとタマ姉良いです。最高です。おそらく『東鳩2』No.1ヒロインの座はタマ姉で間違いないでしょう。 この後,タマ姉と貴明の関係に変化が出てくるのですが,タマ姉の予想外の純情ぶりがなんとも言えません。特に最終日の涙ながらの台詞は切ないですねぇ。 エピローグは....なんといいますか,貴明君ご愁傷様って感じです。このままだと貴明君の向坂家への婿入りは確定事項って感じです。しかし,向坂家は来栖川家ほどではないにしろお金持ちの名家ですから,貴明君にもそれなりの実力が必要になるんでしょうね。 さすがに18禁ではないので,名物の『ふきふき』はありませんが,その代わり恋愛ゲームの定番である『膝枕』と『あ〜ん』はあります。もっとも,膝枕をするのは貴明だし,『あ〜ん』にしても「あ〜んしなさい」と命令口調なんですけれどね(^^;)。 |
1月11日 |
自転車娘の『十波由真シナリオ』終了。 自転車娘といえば『Cross†Channel』の七香さんがいますが,初っぱなから主人公に自転車で体当たりを喰らわせたり,パンツが見えたりする等共通点も多い....かもしれません(^^;)。 由真は隣のクラスの女の子で,やはりヒロインの一人で主人公(貴明)と同じクラスの小牧愛佳の友人と,まるで本家の志保みたいな存在なんですが,やたら主人公(貴明)と張り合うあたり,性格的にも志保と似ているところがあるかもしれません。 このシナリオには黒塗りの高級外車に乗って現れるまるでセバスチャンのような老人が登場するのですが,実は彼も来栖川の執事なんですね。しかも,名前が『ダニエル』ときてるんで,こりゃぁ間違いなく芹香さんが付けたニックネームなんだなぁ....と思っていたんですが,実は『ダニエル』とは役職名らしいんです。 不自然といえば,何故卓球の試合にわざと負けたくらいで由真が貴明を徹底的に拒絶するようになったのか,その理由が良くわからないんですよね。確かにストーリーを進める上で必要なことはわかるんですが,それまでの流れを考えると,なんだかとても唐突な気がしてならないんです。 また,『恋人が結ばれる伝説の場所』というのも,まぁこの手のゲームではお約束なのかもしれませんが,もういいよって感じがするのもまた事実でして..... とはいえ,キャラクター的には由真みたいな娘は好きなんです。何しろ『志保+詠美』ですから,そ〜ゆ〜意味では強力です。 そうそう,このシナリオにはLeaf系ゲームには欠かすことのできない『長瀬一族』が登場します。ただ,セバスチャンとの関係が今一つ良くわからないんですが.... |
1月12日 |
委員長こと『小牧愛佳シナリオ』終了。 いや〜,いいですねぇ,愛佳さん。委員長といっても本家委員長の智子さんとはずいぶん性格が違うみたいですが,なにかとアワアワ慌てる様子がなんとも微笑ましくて良いです。 最初はちょっとしたきっかけから愛佳の書庫整理を手伝うようになった貴明ですが,やがて互いの苦手を克服するために『恋人の真似』をすることになります。もっとも経験値0に近い二人ですからアクシデントというか思い違いというか,色々と笑えることも発生するのです。 実は最初の頃は愛佳には他に好きな人がいて,その人に思いを打ち明けられるようなるため,貴明を利用して『男性が苦手』という欠点を克服しようとしているのでは....という穿った見方をしていたんですよね。愛佳の生徒手帳に書かれてあった『ごめんなさい』の意味はそういうことだったんだと思ってたんです。 しかし,後半,愛佳の妹(郁乃)が登場したことにより,愛佳は純粋に『男性が苦手』という欠点を克服しようとしていたことが明らかになります。う〜ん,確かに『東鳩』にはそんなドロドロがあっちゃおかしいですよね....それじゃぁ別のゲームになっちゃいますよ。 そうなんですよね,郁乃が登場してからのシナリオの流れがちょっと早急な感じを受けるんです。もっとこの姉妹の葛藤に時間を割いていたら,シナリオもさらに充実していたはずだと思います。せっかくの美味しいキャラとネタなんですから,もっとじっくり進めてもらいたかったですね。ちょっと残念です。 さて,愛佳委員長に話は戻りますが,この人自身も又良い味出しているんです。 ところで,この『愛佳シナリオ』なんですが,最初やったときは何故か途中で『雄二エンド』で終わってしまいました。どうやら,愛佳の友人である由真との関係もある程度進まないとイケナイらしいです。そ〜いえば,逆に『由真シナリオ』では愛佳が二人の間をとりもったり等かなり重要な役割を果たしていましたっけ....。 |
1月13日 |
貴明曰く『狂言家出娘』のるーここと『ルーシー・マリア・ミソラ・シナリオ』終了。 ま,シナリオ開始早々からわかっちゃうんで書いちゃいますけれど,彼女は宇宙人です。 では,肝心のシナリオの方はどうだったかといえば,いや〜,良かったですねぇ。ラストとエピローグには思わずじわ〜っときちゃいましたよ。現時点では一番楽しめたシナリオだと思います。もちろんキャラクター的にはタマ姉が最高ですけどね(^^;)。 さて,このるーこさん(地球名『るーこ・うつくしいそら』)は宇宙人にしてお姫様(正確には族長の娘)ということで,ちょっと偉そうなんですが,それもまたチャームポイントの一つです。終盤の流星雨の場面で貴明に「ちゅーしていいぞ,いや,しろ」と言うくだりはいやもう萌えますね。もちろんそれだけではなく,お姫様らしい気高さも持ち合わせています。だからこそ,あのラストが切ないんですよね。 しかし,そんなるーこさんを留学生として自然に受け入れてしまうクラスメイトや先生達もまたある意味凄いかもしれません。でも,一番凄いのは最後までルーマニアからの留学生だと思っていたこのみかもしれませんが....(^^;)。 それにしても,4/25朝の「昨日の続きをしてやるぞ」というるーこさんの言葉が気になります。前の夜,二人はナニをしたんでしょうね?(^^;)。 |
1月16日 |
ミステリ研究会会長『笹森花梨シナリオ』終了。 オカルト好き(UFOやUMAといった『ムー』的なものだけれど)という点では元祖の芹香先輩,一人っきりのクラブ活動(主人公がいないと存続の危機)という点では本家の葵ちゃん,そして傍若無人に主人公を引きずり回すけれど,実は根は純情という点では本家の志保(後半,家にいた貴明を無理矢理ゲームセンターに拉致するあたりは,まさに志保イズムって感じがします)と,なんだか本家の3人のキャラを統合したような存在....という,印象を花梨ちゃんから受けました。 シナリオの方は,盛り上がりには欠けますが,すっきりまとまっていたように思います。しかし,ヒロインが苦境に立つと俄然張り切るあたり,やはり貴明君も東鳩主人公なんだなぁ....と思っちゃいますね。前半のヘタレ具合から見ると,まるで別人のようにしっかりしちゃってくれます。 そ〜いえば,今までのシナリオのヒロイン達には恋愛ゲームキャラに良くある食べ物や愛玩物に対するこれといったこだわりはありませんでしたが,花梨には『タマゴサンド』というアイテムがありました。何しろ,タマゴサンドがないと「体の中のタマゴサンド成分が足りない」と騒ぐくらいですから....(^^;)。おかげで,貴明君は毎回のようにタマゴサンドを奪取されるはめに陥るのですが....。 思うんですが,花梨は貴明にぶつかって入部届けを書かせる以前から貴明の事が好きだったんじゃないでしょうか。最初のうちから花梨は貴明の母親の真似ができるくらいに貴明のことを知っていたのですが,これは花梨自身が言うとおり,事前に貴明のことをしっかりとリサーチしていたからだと思うんですよね。 ところで,この『ToHeart2』は確か本家の2年後という設定だったと思うのですが,それなのに何故オカルト(ミステリ)好きな花梨が先輩である超能力少女琴音ちゃんやオカルト部設立者の芹香先輩に興味を持たなかったのか,これが不思議でなりません。特に琴音ちゃんは設定上から考えれば花梨が1年生の時に3年生として在学していたはずなので,知らないわけがないんですよね。 |
1月17日 |
『草壁優季シナリオ』終了。 夜の学校の裏庭に倒れていた謎の少女のお話ですが,夜の学校といえば,どうしても『kanon』の舞嬢を思い出してしまいますね。もっとも,このシナリオはどちらかといえば,『みずいろ』のぽんこつさんのシナリオに近いといえます。まぁ,過去の話がひとつのキーとなっているという点では舞のシナリオと共通点があるといえばありますけどね(^^;)。 う〜む,これはねぇ,あくまでも『オマケシナリオ』でしかありませんね。ヒロインの優季さんも,子どもの頃の方が可愛かったし(^^;)。 |
1月23日 |
『姫百合珊瑚&瑠璃シナリオ』終了。 正直言いまして,CGがどうも今一つ好みじゃない上に『東鳩R』アニメに登場したときの印象が「ただうるさいだけの子ども」だったもんで,消化試合もしくは『このみシナリオ』の前座くらいの気持ちで始めたんですが....すみません....面白かったです....姫百合姉妹も可愛かったです。 もっとも,一番お気に入りなのは『いっちゃん』なんですけれどね。そう,これは正確には『珊瑚&瑠璃&いっちゃん』の3人のシナリオなんです。 .姫百合姉妹の外見はそっくりなのに中身がまったく違うというパターンは,きっと来栖川姉妹の流れをくんでいるんでしょうね。もっとも来栖川姉妹の場合は双子ではありませんでしたが... 姉珊瑚は普段はトロトロにトロい女の子なんですが,実は天才的プログラマーであり,高校生でありながら来栖川の次世代メイドロボのOSは彼女の手によって作られているのです。いっちゃんことイルファも珊瑚によって作られたアンドロイドで(ボディは来栖川製ですが),より一層人間らしく作られています(大事な所まで人間と同じというのは貴明君が確認済みです(^^;)。 メイドロボといえばマルチとセリオですが,マルチだけはその名前がイルファの話の中に登場してきます。曰く「マルチ義姉さんも不具合を起こした」というのは『東鳩Rアニメ』の内容に準拠しているんでしょうが,なんだかこれだとマルチが不良品みたいで....う〜む,これはちょっといただけませんねぇ(^^;)。 ところで,3月4日に貴明が買い物の手伝いをしてあげるメイドロボなんですが,彼女も実は来栖川が開発中のメイドロボ(つまり珊瑚のOSを搭載したもの)だったのではないでしょうか。珊瑚はこのメイドロボのデータの中にあった貴明の存在を知っていたからこそ,初対面で助けられたからとはいえ,初めからあのような「好き好き」レベルを示していたんでしょうね。そして,メイドロボにすら優しい貴明だから,きっと瑠璃の友達になってくれるだろうと確信したのかもしれません。 それにしても気になるのが『みっちゃん』の存在です。イルファと同時に開発された次世代メイドロボであり,外見はイルファに似ているけれど気性は激しく,そして貴明の専属メイドロボの座を狙っているという彼女にはぜひエピローグにでも登場していただきたかったものです。 |
5月7日 |
メイン・ヒロインであるこのみを残したまま,4ヶ月以上も封印してあった『ToHeart2』を今頃になってようやく再開しました。 ところが,長きインターバルをおいてゲームを再開してみると.....いやぁ,滅茶苦茶可愛いじゃないですか!このみちゃんってば(^_^)。前回やったときには何も感じなかった「えへ〜」笑いにも萌えちゃってます。お泊まりの日なんかもうあれは反則ですよねぇ....(^^;)。 現在,タマ姉登場を経て新学期初日まで進んだところですが,心配していたタマ姉ころびをすることもなく無事にこのみシナリオを進むことができそうです。 ところで,今回のこのみシナリオはPS2ではなく,『委員ちょすきすきー』というPS2ソフトである『ToHeart2』をWindows上で動かすフリー・ソフトを使ってノートPC上で行っているのですが,これがなかなか快適なんですよね。PS2本体を使ってやるよりサクサクとゲームが進む感じがしますし,何よりも場所を選ばずにできるのが良いですね。 |
5月10日 |
『柚原このみシナリオ』終了。 さすがはメイン・ヒロインだけあって,良くできたシナリオでした。 夕方の川辺のシーンにおけるこのみの独り言が切なくていじらしくて....いやほんと,このみシナリオを一番最後にして正解でしたよ。もし,先にこのみシナリオをやっていたら,他のヒロインのシナリオをやっていてもこのみの影がちらついてしまい,心ゆくまで楽しめなかったに違いありません。 もちろん,このシナリオではタマ姉が哀しい想いをしなければならないのですが,しかし,それでも貴明の背中を押してあげることができるのがタマ姉の魅力でもあるんですよね。いや〜,やっぱりタマ姉は最高ですよ! というわけで,ようやく『ToHeart2』も終了です。 そ〜いやアニメ『東鳩R』とアニメ『こみパR』にはともに『東鳩2』キャラがちょい役で出ていたけれど,次はいよいよ『東鳩2』アニメかな? |
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