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『君が望む永遠』は2001年にアージュから発売された『多重恋愛アドベンチャーゲーム』(18禁)です。2001年を代表するゲームのひとつとしてかなり高い評判を受けていたゲームであり,以前から大いに興味はあったのですが,『鬱ゲー』の異名をとるほどブルーな気持ちになるという評判もあるため,どうも手が出せずにいたんですよね。 が,しかし,あれほどまでに話題になったゲームをこのままやらずにいたら,不良中年ヲタクの名に恥じてしまいますんで(ど〜ゆ〜意味だ?(^^;),今回思い切って買ってみたというわけです。 これはそのリアルタイムなゲーム記であり,当然ながらネタばれ全開ですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;)。 |
11月10日 |
我が家の新恋愛ゲーム専用機,Sony Vaio PCV-J12にインストールする。必要とする容量は980MB(1.1G推奨)と,いかにも最近の新しいゲームらしくかなりの大容量ですが,インストールは何の問題もなく終了です。 さて,それではスタート....と,あらら,何故か白いまま画面が止まってしまった。 あれ,オープニング・テーマの歌詞が解説書に載っているのに,オープニング・テーマ無しですぐにゲームに入ってしまうのですが,これはこ〜ゆ〜仕様なんでしょうか?それともバグなんでしょうか? しょっぱなからアブナイ孝之君(主人公),まさかそ〜ゆ〜趣味のゲームじゃないよな(^^;)。 最初に登場するのは速瀬水月。何とも凶暴な登場のしかたです(^^;)。 夏と言えば,やっぱり夏祭り&花火のイベントは必数でして,当然「君望」にもあります。 雨の朝,孝之が落としたサイフを届けてくれたのは愛実ちゃん。それにしても,そのサイフの中身はないでしょうよ,孝之君(^^;)。どうでもいいことだが,ついつい孝之と浩之と書き間違いそうになってしまうことは内緒だ(^^;)。 学校の廊下で段ボール箱を持って右往左往する遙ちゃん,階段ではないけれど,「To Heart」の某メイドロボを彷彿とさせるエピソードです。 男女4人でカラオケ大会。これもまた「To Heart」であったエピソードですね。というか,この時点ではあえて意識的に学園物ゲームの王道路線のシナリオにしているのでしょう。おそらくそうすることによって,中盤からのシナリオが生きてくる....そんな気がするのですが,はたしていかに? しかし,見かけによらず怖い話が苦手な水月君も可愛いですね。気の強そうな女の子が時折見せる弱さ,これもまた恋愛ゲームにおける「萌え」成立のための要件のひとつです。 というところで今日は終了です。 BACK |
11月12日 |
でわ,続き行ってみます。 水月から放課後一人で「あの丘」へ来るように言われ行ってみると,そこで待っていたのは水月ではなく遙。そして予想もしなかった遙からの告白。あ〜,こりゃ男なら「うん」としか言いようがないよね。このあたりの心理描写は本当に上手いと思います。 土曜の放課後,水月と慎二にせっつかれて遙と一緒に帰る孝之君。しかし,ゲームと聞いて「名古屋打ち」とは....いったい,君はいくつなんだい?遙君(^^;)。 次の日学校へ行くと,水月のバッグ盗難(いやがらせ)事件発生。一緒に帰る途中水月が孝之に遙のおマヌケ話をするのだけれど....いやぁ,あんたは凄いよ,遙ちゃん(^^;) 8月に入ってから水月と一緒にプールに行く約束をしたバカップル。駅で待つ孝之の前に現れたのは遙の妹の涼宮茜。別に傘持って空き地に立ってるわけではないぞ(^^;)。そしてプールにて....なんだこのナレーションは? 参考書を買いに隣町まで行ったときに見知らぬ男とデートをしている水月を見かける。 朝茜から「お姉ちゃんが....」という電話。急いで行ってみると....あ〜吃驚した....茜ちゃんは本当に心臓に悪いよ。そして二人でお留守番。お留守番といえば当然家族も帰ってくるわけで....そして何故か家族団らんのお食事。すんなりと二人の交際は認められちゃいました。 悩む水月のために茜と夏祭りに行く約束を破ってしまう孝之君。 公園でのデート。何故か鳩に襲われる遙(^^;)。そしてその後で定番の膝枕! 運命の8月27日。 そして,ここでオープニング・テーマですかぁ! というところで今日は終了です。 BACK |
11月13日 |
オープニング・テーマが終わると雨のシーン。いかにも孝之の心情を表しているようなニクイ演出ですね。 現在フリーターである孝之のバイト先(ファミレス)には天敵の女の子が一人,その名も大空寺あゆ。同じあゆでも某食い逃げさんとはずいぶん性格が違いますねぇ....つ〜か凶悪です,背はちっちゃいのにね(^^;)。 7月の終わり,留守番電話に事故で3年間意識を失っていた遙が目を覚ましたとの連絡が... 目覚めた遙と水月の間で揺れる孝之...言葉にするとありふれた話だけれど,これまでの長い物語の積み重ねがあるので,どちらを選ぶにせよ,これは本当に辛い話になりそうです。 慎二,水月,孝之の3人で遙の見舞いに。病院で看護婦の天川蛍と星乃文緒と出会う。なんというか実に対照的な二人ですね。 ぐぐ〜っと重くなってしまった雰囲気をファミレスでの蛍ちゃんのボケボケやあゆとのバトルで緩和する....このあたりの緩急のつけかたは本当に上手いですね。 現時点では水月ルートを考えているので,毎日遙と会って話すことの辛いこと辛いこと。ほんとこれからどうすりゃいいんだい...って気持ちになりますよ。 それにしても水月ってほんっとに良い娘だよなぁ.... 遙に会うために病院に通い続ける孝之と,それを不安に思う水月の間にできた大きな溝。 ってなところで本日は終了。 BACK |
11月14日 |
病院で熱を出して倒れてしまった茜の看病をし,家に帰ると今度は孝之自身が熱を出してしまう。そんな時に偶然水月と再会し,看病をしてもらう。 翌日目が覚めた孝之は,ショックのためにまた意識が無くなってしまった遙と対面する。自分自身を責める孝之。 数日後,病院から遙が目を覚ましたとの電話が...今度こそは本当の『目覚め』らしい。しかし,それゆえに遙との会話はとても切ないものがあります。 遙に水月と二人で呼び出された孝之は,ついに水月と付き合っていることを打ち明けます。このときの遙のいじらしさが....ああ,こいつぁいけない。思いっきり遙に転びそうです(^^;)。これは孝之君も同じようですね。 それなのに,それなのに 夜の公園で知った茜の切ない気持ち....ああ,だからあんなにあの娘は頑なだったんだ...と納得。それにしても,慎二君は本当に良い奴だよなぁ... 次の日,孝之は水月と二人で遙のお見舞いに行くのですが.... 翌日,孝之が病院へ行くと,なんと遙が行方不明に....病院の屋上から海辺にいる遙を見つけた孝之は急いで遙の元へ....しかし,そこで遙は孝之に別れを告げます。いやもう,遙の健気さには泣けました。「笑顔でお別れ」なんて,実に陳腐で臭いシチュエーションであるはずなのに,この涙はいったい何なんだ! そして,エピローグの絵本がまた良いんです。なんだかとても救われた気持ちになりますね。きっと,あの4人が笑顔で会える日は近いのでしょう..... といわけで,水月シナリオ終了!イヴェントCGの取り残しがまだあるみたいだけれど,これはいつかまた回収することにしましょう。 |
11月15日 |
遙を最後にして極悪あゆでもやろうかな....と思ったら,最初は遙,水月,茜しか攻略できないらしいじゃないですか....,う〜む仕方がない,それじゃぁ,茜ルートから行ってみますか....ってすぐに行けるんだろうか?(^^;) 水月ルートとちょっと選択肢を変えただけで,序盤からずいぶんと心が痛いシナリオになっちゃいましたね。 それにしても,病院での茜の「姉さんに必要なのは姉さんを必要としているあなたです。」って台詞は心臓めった刺しですね...あ〜痛い(:_;)。 あ,あんですとぉ〜!,間違えて「ソフトウエアリセット」のボタン押したらオープニング画面に戻ってしまったではないですか....(:_;) おや?水月シナリオが終わっているからでしょうか?文緒ルートに行きそうな選択肢が....とりあえずそっちへ寄り道してみましょう。 では,気を取り直してセーブ・ポイントに戻ってやり直しです。 文緒のお誘いを断ったら,今度は天川さんから「せっくすしまよ」とのお誘い。しかも病院の中庭で言うんですよ。いったい,ここはどういう病院なんでしょうね?....まったく(^^;) このルートだと,『マヤウルのおくりもの』探しを手伝うのは大空寺なんですね。ま,実際は探すというより手配したと言った方が正しいのかもしれないけれど(^^;)。 あららら,病人とそんなこといたしちゃうなんて,やっぱり孝之君は鬼畜です(^^;)。 そして,遙がまた意識を失うが,孝之は今度こそ遙が目覚めるのを待ち続けようと決意する。 というわけで,遙が意識を失ったまま妊娠し,孝之と茜がその子どもを育てるという『茜妊娠エンド』を終了。きちんとしたエピローグがあるということは,これはバッド・エンドではないみたいです。 |
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