|
![]() |
『こみっくパーティー』とは,Leafから1999年に発売された恋愛ゲーム(18禁)です。もっとも,コンシューマー機(DC)にも移植されてもいるのですけれどね。 これは『お買い物日記』にも書いた通り,某古本屋で中古で見つけたもので,何たってLeafの作品だし,4月からアニメでも放映されるし,それに加えて『美少女ゲーム歴史大全』でもカラーでとりあげられていたということもあって買ったものです。 そして,これはそのリアルタイムなゲーム記です。 当然ながらネタばれ有りですので,これからやってみようとする方はそのつもりで読んでくださいね(^^;) |
我が家の恋愛ゲーム専用機,SOTEC PC STATION M246にインストゥールする。音声もインストゥールすると650MB という巨大サイズにあるが,まだHDに余裕があるので,フル・インストゥールしてみる。 インストゥールは問題なく終了。さっそく始めてみる。 オープニングは.....う〜む,これがあのLeafの作品なのだろうか?テーマ曲といい,どちらかといえば『piaキャロットへようこそ!!2』に近い雰囲気だよなぁ....確かに『piaキャロットへようこそ!!2』を作った人達(原画等)が制作に関わっているのだから雰囲気が似ているのも当たり前なのかもしれないが,やっぱりどう考えてもLeafじゃないよな。 ともあれ,やってみなければ面白いかどうかわからないのでさくっとやってみますか......うみゅ?音声がメチャクチャ割れるぞ!何故だ?音声だけでなく効果音も駄目ということは,waveファイルそのものがおかしいのだろうか? LeafのオフィシャルHPで調べると,「Windowsインストール時に通常、自動インストールされる「オーディオ圧縮ドライバ」が正しく入っていない場合」に起こるというけれど,調べてみたらちゃんと入っているし,それに他のLeaf関係のゲームでは効果音もきちんと鳴っているんだよね....う〜む,謎だ....仕方がないんで,音声未使用にしてゲームを進めてみる。 メイン・ヒロインは高瀬瑞希って娘になるのかな?....う〜ん,ぴあきゃろ2のメイン・ヒロインの日野森あずさにそっくりだよなぁ(髪の毛の色は違うけれど^^;)。 塚本千紗って娘は妹キャラってところでぴあきゃろ2の日野森美奈に似てるし,牧村南さんはお姉さんキャラってことで双葉凉子さんとかなり被っているよね(^^;) 唯一To Heart系といったら神戸生まれの眼鏡っ娘ってところで猪名川由宇が委員長こと保科智子と少し被っているくらいかな? とりあえずは猪名川由宇をメインにあまり攻略を考えずに実行。しかし,この同人誌作成のパラメーターって良くわかんないなぁ....やっぱりジャンルの選び方なんかも攻略に関わってくるのかもしれないけれど,それがどう関わってくるかは,現時点ではまったく五里霧中状態。 でも,登場人物の会話は『piaキャロットへようこそ!!2』と比べるとかなり面白いと思う。特に主人公の友人の九品仏大志(kuhonbutuって読むんだね....ゲームを買って初めて知りました(^^;)は良い味出しているよね。でも,この面白さってLeafのゲームよりは『One』の前半部分に近いものを感じるんだな。
第1回目は猪名川由宇と大庭詠美の大喧嘩に巻き込まれ,こみっくパーティーを永久追放になって終了する。トホホだね(^^;)。 続いて2回目をやると,今度は途中まで猪名川由宇と良い感じになるのだが,何かのパラメーターがうまくいかなかったのか,途中からぷっつりその線がなくなり,プロの作家としてデビューするというハッピー・エンドかバッド・エンドか良くわからないエンディングを迎える。 う〜ぬ,きっと描くマンガによってもパラメーターが変化するんだろうなぁ.....でも,どのマンガがどのようにパラメーターに影響を与えるのか良くわからないのだな....(^^;) それにしても『チップ・アニメ』はぴあきゃろそのまんまだよなぁ....(^^;) さて,引き続いて猪名川由宇にチャレンジするのだけれど,何回やっても『10月21日のイベント』が起きないんですよね。これが起きないと攻略は絶対無理だというのに....いやこれは困りました。『攻略』を確認するとそれまでのイベント等は問題なく発生しているのに,どうしてもこれだけが発生しないみたいなんです.....う〜みゅ。 気分を変えて,180度性格の異なる長谷部彩(この娘はやっぱり先輩こと『来栖川芹香』ですよね(^^;)に挑戦するのだけれど,これがまた8/12の重要イベントが発生しないんで困ってしまいました。 ゲーム自体が古いヴァージョンなので(1.0),Leafのサイトから1.23をDLしてきてみたのだけれど,これに変えてもなんだか変わったような様子は見えないし(相変わらず音声は歪みきっています)....う〜む,困った困った。
ううううう,ようやく長谷部彩ちゃんが攻略できました。上記の『8/12の重要イベント』が起きなかったのは,単純にパラメーターのレベル不足が原因だったようです(最低でも各パラメーターが50以上ないとだめみたいですね)。10月の公園イベントもやはりレベルがある程度に達していないと発生しないようです。逆をいえば,この10月の公園イベントさえ無事に発生すれば,あとは一本道でラストに行けるのではないでしょうか? で,長谷部彩ちゃんですが,この娘は良いですねぇ(^_^)。人気が高いのも良くわかります。先にも書いた「こくこく,ふるふる」というTo Heartの芹香先輩だけでなく,Kanonの舞,そしてAirの美凪とも共通するものがありますね。こうゆうちょっとダークがかった娘って好きなんですよね,私。とはいえ,高校3年にしてはちょっと落ち着きすぎているんじゃないかい?....(^^;)。 ところで,レベル上げですが,私の場合は,色々な攻略にも書かれているとおり,最低最初の1週間は『練習』によって各パラメーターのレベルを上げ,次の週からはずっと『同人誌』の作成にを行い,そして作成が終了した後はまた『練習』による各パラメーターのレベル上げを行うという方法をとりました。この方法だとまず確実に『同人の神様』になれます。 台詞の選択は他のLeafのゲームと比べるとさほど難しくはないように思います。少なくとも長谷部彩ちゃんの場合は首をひねるような選択枝はありませんでしたね。 さて,お次はどの娘にしようかな?(^^;)
「にゃぁ,にゃぁ」猫娘の塚本千紗ちゃんの攻略が終了しました。ううむ,可愛いぞ!千紗ちゃん。素直で優しくて一途で,しかも実は頭も良い....こんな娘欲しいよなぁ....あ,これは子どもとしての娘ね(^^;)。先にぴあきゃろ2の日野森美奈に似てると書きましたが,実際にやってみると,かなりマルチも入ってますね(特にドジな所が(^^;) 良くゲームのキャラクターを見て「こんな娘実際にいるわけないぞ!」と文句つける人がいますが,そんなの当たり前,いるわきゃないんです。だって現実世界の娘じゃなくてゲームの世界の娘なんですから。これって,マンガ見ながら「こんな奴はいない!」と怒るのと同じくらいに無意味なことですよね。大事なのは,「現実世界にいない娘をゲーム中においていかにイキイキと,また魅力的に見せることができるか」ということです。これができたゲームは成功作であり,逆にできない作品は失敗作といっても過言ではないでしょう。 さて,話は戻りまして塚本千紗ちゃんですが,この娘の攻略は特に苦労することはありませんでした。週に一度会うか電話をかけて,彼女の実家の印刷所が困っているときには精一杯助けようと努力すれば,ほぼ一本道でラストまで行けます。パラメーターはあまり意識しなかったけれど,あまり関係ないような気がするのですが.....どうなんでしょね? それにしても,お尻突き出しスタイルはちょっとエッチだぞ>千紗ちゃん(^^;) ぜ〜ぜ〜ぜ〜,今日は休みだってんで,引き続いてちょ〜わがまま娘のおおばか詠美こと大庭詠美の攻略も終了させました。 この娘はまた塚本千紗ちゃんとはずいぶん対照的な女の子ですね(^^;)。わがままで自信家でそのくせ気が弱くてオツムの方もちょっと弱い(^^;)....でもマンガに関しては他に並ぶ者なき天才である。文章にしたら嫌な女の典型みたいですが,実際ゲームやってみると,これが何とも可愛らしく思えるんですよね。 また,マンガ家としては長谷部彩と対照的な感覚の持ち主で,長谷部彩シナリオでは彩ちゃんが売れるために大庭詠美のサークルに加入するという場面もありました。また,顔を合わせればすぐに喧嘩をしてしまう猪名川由宇と大庭詠美の間の過去のいきさつのようなものもシナリオの中で語られています。 大庭詠美の攻略は基本的にはそう難しいものではありません。6月にユニットを組んで,夏休みには勉強を教えて,わがままも良くきいてあげて,そして後半になったら心を鬼にして彼女のマンガの欠点を指摘し,その結果マンガの販売数を争うイベントを行えば,スムーズに話は進むはずです。ただ天才少女相手ですから,自分自身のレベルアップもきちんと図らなければならないようです。というわけで,6月のこみっくパーティーでユニットを組むまでの間はひたすらレベル・アップにいそしむ必要があります。といって,実際にはどこまで上げれば良いかはわからないんですけれどね(^^;)。私の場合は販売数を争うイベントの前にはすべてのレベルが99になっていましたが....
モモこと桜井あさひの攻略が終了しました。解説書には「ファンの女の子」としか書かれていなかったのですが,実は彼女は声優アイドルの桜井あさひだったんですね。「私も大学に行きたかった」という台詞から主人公と同じかちょっと上の年齢なのだろうけれど,もっと幼く見えます(解説書のイラストを見たときには「中学生?」と思ってしまいました(^^;)。 ところで,アイドルの女の子が普通の男の子と恋をして,その結果アイドルの道を捨てるといえば,Leafの前作『White Album』の緒方理奈もそうでしたが,桜井あさひと緒方理奈では性格的にまったく逆のキャラですね。個人的には緒方理奈のような自分の意志をしっかりと持った女の子の方に気を引かれるのですが.... 彼女も攻略的にはさほど苦労するキャラではありません(レベルもそんなに気にする必要もないみたいだし....)。イベントさえきちんと押さえておけば,選択枝で迷うこともほとんどないと思います。また,他のキャラと違って彼女の場合は自分から会いに行くことができず,土日は基本的に電話のみで応対するのですが,私がやったときには土曜日の午前中ならだいたい電話がつながりました。 主人公とあさひはあさひの引退宣言の後駆け落ち同然で姿を消すのですが(ここも緒方理奈と似ていますね),エピローグを見る限りでは,主人公はマンガをあさひは声優(歌手)を捨てているみたいなんですが,これってなんだか哀しいですね。 続いて眼鏡っ娘代表の牧村南さんの攻略も終了させました。もっとも眼鏡っ娘といっても,こみパでは唯一のお姉さんキャラでもあるのですが(でも,年齢不詳なんですよね(^^;)....23,4歳ってところでしょうか?)。とはいえ,優しくて大人しくて面倒見が良くて....と,しっかりと眼鏡っ娘の王道をゆくキャラとなっています(同じ眼鏡っ娘でも猪名川由宇とは大違いだな(^^;)
メインヒロインの高瀬瑞希の攻略が終了しました。さすがにメインヒロインだけあって,CGもイベントも多いし,またシナリオも一番凝ってますね(ま,好き嫌いは別として(^^;)。恋人ではなく友人としての付き合いが長い二人が紆余曲折の末に結ばれるというパターンは,恋愛系ゲームでは良くあるパターンなのですが(『同窓会』の鮎がそうですね....私のお気に入りキャラなんですが(^^;),それでもさすがにLeafですから,きちんと魅力あるストーリーに仕上げてくれています。もっとも,何故瑞希があそこまで身を引こうとするのか良くわからなかったのも事実なんですが....(^^;) 高瀬瑞希の攻略で一番苦労したのがレベル上げですね。他のキャラと比べるとかなり高いレベルを要求されます。そのため,レベル不足が原因となって大切なイベントが起こらずにやり直したことが数回(^^;)。細かなリロードは数知れず(^^;)。でもレベルさえきちんと上げることができれば,イベントもきちんと起き,また選択枝の方も特に悩むものもないので,スムーズに進行していきました。ただ,2月以後瑞希と疎遠になっているはずなのに,電話もおいてストーリーの流れを無視した会話をすることがあるのは,ちょっとマイナスですね。まあ『White Album』よりは酷くはありませんが....(^^;) それにしても初体験が青カンとはちょっと極悪じゃありませんか?(^^;)....しかも3月の終わりじゃまだ寒いでしょうに(^^;) CGの中に1枚瑞希がコスプレをしている絵があるのですが,これがなかなか可愛いんですよね。話によると瑞希がオタクになるというエンディングがあるそうなんですが,これも見てみたい気がしますね。 ところで,CGといえば1枚取り忘れがあるんですよね(:_;)....う〜む,残念。 それにしても悲しいのは,アニメ版の『こみパ』を見忘れたことです(:_;)。ビデオにとっておこうと思いながら,ついつい忘れてしまったんですよね(せっかく新しいビデオ・テープ買ってきたというのに....(:_;)。ゲームの『こみパ』やっててアニメ版の『こみパ』を見忘れたなんて洒落にもなりませんわ(^^;)
ふぃ〜,やっとのことで猪名川由宇の攻略が終了しました。いやもう由宇には苦労かけられました(実際ゲーム中においても主人公は由宇から色々と迷惑を被るんですけれどね(^^;)。何度やっても10月のこみパの台風イベントがおきないんですよ。色々な攻略を見てもそんなに難易度は高くないと書かれているのに,どうしてなんだ?これはバグなのか?と真剣に悩んじゃいましたよ。 そこで,もしかしたら彼女の場合もレベル上げが必要なのかな?と思って,今まで以上にレベル上げに気を付けてやってみたら,今度は見事に台風イベントに達しました。いやもうこのときは嬉しかったですねぇ,はい(^_^)。 レベル上げ以外では毎週電話をかけ(神戸に住んでいるので),こみパ前日には宿泊しているホテルを忘れずに訪ねることが必要のようです。あと選択枝も特に悩むようなものはありませんでした。最後の方のバスの中での会話がちょっと迷ったかな? 今まで攻略した中では,猪名川由宇が個人的には一番のお気に入りです。こうゆうチャキチャキとした娘って好きなんですよねぇ(そのくせとても純情で)....もっとも『どつき』は勘弁願いたいですが....(^^;)。また,彼女は他のキャラのシナリオにも良く絡んでくるのですが,そのいずれにおいても主人公の良き理解者であるのがまた良いのです。 ところで,先に猪名川由宇は委員長こと保科智子と少し被っていると書きましたが,これはちょっと違いました。正確にはTHの保科智子ではなくて,THのSSに良く出てくる壊れた保科智子とキャラが被ってるんです(^^;) キャラだけではなく,シナリオも由宇のシナリオが一番好きですね。エンディングもいかにも由宇らしくてグッドです。果たして主人公は由宇の実家の旅館を継ぎながら同人活動も続けるのでしょうか?
残された芳賀玲子と隠れキャラの立川郁美の攻略が終了しました。 芳賀玲子はコスプレ・キャラということでぴあキャロ2の榎本つかさを想像してしまいますが,性格は全然違いますね....いや,我が道を行くってところでは同じかな?(^^;)。主人公は彼女の意識しない思わせぶりな言動に振り回されてしまうのですが,これて何だかわかりますね。実際こういう罪作りな女の子っているんだよな....と遠い目をする....(^^;)。 芳賀玲子は会える機会が少なく,またなかなか電話にも出ないので,やっている間,何度大丈夫なのか?と不安に襲われたことか....後でそういう設定であるということを知ったときには腰が砕けてしまいました(^^;)。 それにしても,『コスプレの意識向上』を訴えている二人が,会場の屋上でやっちゃいけないよな(^^;)。こっちの方がよほどモラルに反してはいないかい?(^^;)。 芳賀玲子の他にも仲間の3人組の女の子達が出ているのですが,この娘達がまた可愛くてよろしい(^_^)。3人組といえば,THのいぢわる3人組を思い出してしまいますが,少々の仲違いはあるものの,特にヒロインにいぢわるをするようなことはありませんでした(^^;) 最後の立川郁美ですが,彼女の攻略は疲れました。3月までの1年間,決して他の女の子とは仲良くならずにひたすら同人マンガを書き続けなければならないのですから。こりゃもうほんと飽きますよ(^^;)。 そしてようやく最後のこみパの日に会えるのですが,さすがに相手が中学生でありしかも心臓の弱い女の子ということもあって,Hシーンはまったくありません。 シナリオそのものもあってないようなものであって,正直言ってエピローグがなければ,これほどつまらないものもなかったでしょう。しかし,単純なハッピー・エンドではない切なさと不安の漂うエピローグはなかなか秀逸なものでした。
|
GAMEに戻る