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Daydream Believer モンキーズ Monkee 全米1位,全英5位 |
もしもこの世に完全無欠なpop songがあるとすれば,それはこのモンキーズの『デイドリーム・ビリーバー』をおいて他はありません。小学生の頃リアルタイムで聴いてから30数年,現在に至るまで何千回この曲を聴いたかわかりませんが,飽きるなんてことはこれっぽっちもなく,逆にいつ聴いても胸がキュンと切なくなる,そんな新鮮さを感じさせる奇跡のような曲です。 大袈裟でなく,イントロのピアノ(メンバーのピーター・トークが弾いています)の音を聴いただけでで幸せな気持ちになれるんですよ。 リード・ボーカルはデイビー・ジョーンズ,作者はジョン・スチュワート,プロデュースはチップ・ダグラス,収録アルバムは『The Birds,The Bees&The Monkees(小鳥と蜂とモンキーズ)』,もちろんベスト盤にも収録されています。Youtube BACK |
Dizzy トミー・ロウ Tommy Roe 全米1位,全英1位, 日(AJP20)15位 |
1960年代前半から活躍していたアメリカのポップ・ロック・シンガー,トミー・ロウが1969年に放った,ドラムのフィル・インとストリングスが印象的な,ちょっぴりサイケでバブル・ガムなこの曲は,本国アメリカで3週間,イギリスで1週間1位を記録する大ヒットとなりました。そのわりには何故か日本ではパッとしなかったんですよね(^^;)。実際,私がこの曲を知ったのは,1980年代に入ってからです。そ〜いえば,1993年にはワンダー・スタッフのカヴァー・ヴァージョンが全英1位となっていますが,こちらもなかなか良い出来ですね。 作者はTommy Roe & Freddy Weller,プロデュースはSteve Barri,収録アルバムは『Dizzy - The Best Of Tommy Roe』です。Youtube BACK |
Don't Pull Your Love ハミルトン,ジョー・フランク&レイノルズ Hamillton, Joe Frank & Raynolds 全米4位,全英*位 日(AJP20)1位 |
スリー・ドッグ・ナイトやグラスルーツ等とともに所謂ダンヒル・サウンド代表的な存在として活躍したトリオ(1960年代にはT・ボーンズのメンバーとして活動)が1971年に出したこの曲は,軽快なブラスによるイントロ,そして明るいけれどちょっぴり切なくて胸がキュンとするようなメロディー,そしてブラスとストリングスをメインにしたバック・サウンドと,これぞまさにPOPという魅力に溢れており,当時日本で大ヒットしたのも当然といえば当然です。もちろん当時中学生だった私も素直に良いと思ってましたよ。 ちなみに,ダニー・ハミルトンはベンチャーズでお馴染みの『ダイヤモンド・ヘッド』の作者でもあるそうです。 作者はD.Lambert & B.potter,ベスト盤には必ず収録されているはずです。Youtube BACK |
Don't Sleep In The Subway ペトゥラ・クラーク Petula Clark 全米5位,全英12位 |
『ダウンタウン』のヒットで知られるイギリスの女性シンガー,ペトゥラ・クラークの1967年のヒット曲。これは凝っていながらもPOPなメロディー持つ,ソフト・ロック・ファン御用達って感じの曲ですが,特にCメロはブライアン・ウィルソンを彷彿とさせるものがあります。また,Bメロはオランダの某フォーカスというバンドのとある曲の展開部に良く似ているのですが,おわかりになりますでしょうか?(^^;)。 作者はHutch & Trent,収録アルバムは『僕たちの洋楽ヒット7』ですが,ベスト盤ならばおそらくどのアルバムにも収録されているはずです。Youtube BACK |
Don't You Wonder MFQ MFQ 全米*位,全英*位 |
1960年代から活躍している4人組MFQ(モダン・フォーク・カルテット)が1968年にリリースしたシングル『I
Had A Dream Last Night』のB面に収録された曲で,バンド名の印象からフォーク・ソングのように思われるかもしれませんが,これがシンセのイントロから始まる所謂ソフト・ロックに分類してもまったく違和感のない軽快なPOPソングなんですよね。もちろん,ちょっぴり切ないメロディーも魅力的ですが....。また,この曲の作者兼プロデューサーのチップ・ダグラスはモンキーズの『Daydream Believer』等のプロデューサーでもあるためか,サウンド的にモンキーズとの関連性も感じさせます。つまり,それだけ魅力的なPOPであるということですね。 作者はChip Douglas & Bill Martin,収録アルバムは『Sound Of Summer Showers』です。Youtube BACK |
Down Town シュガー・ベイブ Sugar Babe 全米*位,全英*位 |
『Down
Town』というとペトゥラ・クラークの1965年のヒット曲(全米1位)が有名ですが,山下達郎率いるシュガー・ベイブが1975年にリリースしたこちらの『Down Town』もまた前記『Down
Town』に負けず劣らずのPOPな名曲なのです。『ひょうきん族』ファンにとっては番組のエンディングで使われていたEPOのヴァージョンも印象深いのですが,やはりシュガー・ベイブのオリジナル・ヴァージョンの方が私は好きですねぇ。今こうして改めて聴いてみると,同時代のトッド・ラングレンと比べても決して遜色ない洗練されたPOPサウンドだと思います(案外サウンドに共通点があるんですよ)。しかし,何よりも素晴らしいのがそのメロディーです。これは何度聴いても決して飽きるこののないエヴァー・グリーンなメロディーだと言っても決して過言ではないと思います。 作者は山下達郎,プロデュースは大瀧詠一&山下達郎,収録アルバムは『ソングス(Songs)』です。Youtube BACK |
The Drifter ハーパース・ビザール Harpers Bizarre 全米*位,全英*位 |
ソングライター・チーム,ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムスが世に送り出した数多くの名曲の中でも1位2位を争う名曲であり,多くのミュージシャンがカヴァーしていますが(ロジャー・ニコルズ自身,スモール・サークル・オブ・フレンズで取り上げています),私はこのハーパース・ビザールのヴァージョンが一番素晴らしいと断言しちゃいます。いつか夢の中で聴いたことがあるような懐かしさを感じるメロディー,そして何度聴いても飽きのこないサウンドとハーモニー。「ソフト・ロックって何?」って聞かれたら,私なら真っ先にこの曲を聴かせるでしょうね。メンバーのテッド・テンプルマンは後にプロデューサーとなり,ドゥービー・ブラザーズ等をプロデュースしています。 作者はRoger Nichols&Paul Willimams,プロデュースはLenny Waronker,そして編曲はNick De Caro,収録アルバムは『The Secret Life Of Harpers Bizarre』です。 BACK |